福岡県久留米市で占いをしています。原田ばいこうです。
今日はいきなりショッキングなタイトルですみません。
このブログをご覧のあなたは、ご結婚はされてますでしょうか?
もしも既婚者であれば、この質問の答えは賛否両論あるかもしれませんね。
結婚生活は修行の場だ。
結婚とは忍耐だ。
などよく言われますよね。
中には、とてもお互いを尊重しあい、うまくいっている夫婦もいるかと思いますが、
大半の方は我慢を強いられているのではないでしょうか。
独身の方、学生の方、もちろん現在既婚者である方にも大切な教えがあります。
こんなこと学校では教えてくれません。少なくとも僕はなかったです。
今の学生の学習内容はとても優れ、昔と比べると驚くべきものがあるでしょう。
しかし学校で教えてもらえることには限界があります。
その教えとは『論語』です。
論語って皆さん聞いたことがありますか?
世界の四聖といわれる一人、孔子の弟子たちとの言行を記録して残したものです。
春秋の乱世の時代に生きた孔子ですが、非常に人間味豊かな方で、今から何千年も前に書かれた本が現代にまで残されているのは理由があるのです。
かなりの長い歴史にふるいにかけられた本です。人間にとって価値があるのは明らかでしょう。
その価値がある中の一章を取り上げてみましょう。
子曰く、ともに共に学ぶべきも、未だともに道をゆくべからず。
ともに道をゆくべきも、いまだともに立つべからず。
ともに立つべきも、未だともにはかるべからず。
一緒に勉強することはできても、一緒に道を行けるものではない。
一緒に道を行くことができても、一緒に立つということは容易にできることではない。
一緒に立つことができても、一緒にはかるということはできるものではない。
論語と人間 PHP出版より一部抜粋
これを事業、経営におとしていえば、
社員教育、経営理念が同じであっても、同じ志をもってやれない。
志がたとえ同じであっても、ある地位に就くことは遥かに難しい。
地位というのは責任のある立場であって、さまざまな人との交渉などもあります。同じ立場であるがゆえの意見の食い違いもでてきます。
しかしそれよりも難しいのは、ともにはかるということです。
共同経営もここに当てはまりますね。
はかるというのは、物事を処理することです。誰もが納得するような判断、処理ができるためには自我をなくし、相当の見識が必要になってきます。
さらに家庭、夫婦でいえば、
一緒に遊ぶ男友達だとか女友達とかいうものはたくさんいても、その人と一緒に長い旅路をいけるかというと、そう簡単ではありません。
たとえ夫婦になって子供の教育方針やら、経済的問題など色々と相談してやっていくことはとても難しいことですね。
先人から学んだのは
誰にでもこのような立場の悩みや問題が生じる。
これは自然のことであり、悩むのはあなただけではありません。
聖人とも呼ばれる孔子でさえ、このようなことを感じていたんですね。
その問題を乗り越える教えを残してくれたんだなと感慨深いですね。
学生時代の学びももちろん大切ですが、自分が体験しながらの学びはもっと大切です。
才能や技術が枝や葉っぱだとしたら、論語などの古典は幹や根っこの部分。
才能や技術よりも大切なのは、礼儀だとか、素直さだとか、人情など人間らしい部分です。
あまりに早くから才能が際立ち、人々からもてはやされ苦労もせずに成功してしまい人生の中盤には苦労ばかりよりも、
苦しい時期を乗り越えて、成長していく人の方が幸せでしょう。
結婚生活を幸せなものにするには夫婦ともに努力することが必要で、論語などの良書を常に読むことが肝要です。
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