「花も美しい 月も美しい
それに気づく 心が美しい」
これはある老師の言葉です。
日々忙しい毎日を過ごしている私たちに見落としがちな大切な教えだと思います。
ひと昔前から比べると、今は洗濯機、冷蔵庫、車や新幹線など普及し、はるかに便利になりました。
それによって家事ではかなりの時間短縮、移動にしても一日もあれば相当に遠くに行けるようにまでなりましたね。
それなのに今の私たちの生活はどうかと言えば、毎日忙しくあれやり、これやりと。これでは昔の人に比べるとかえって時間が足りなくなり、心の余裕というものがなくなっている気がします。
私もその一人でした。
そんな折、この老師の言葉に出会い自分を見つめなおすきっかけになりました。
それまでの私は自然を楽しむ余裕もなく日々が過ごしていましたが、なるべく自然を楽しむ時間を持とうと意識しはじめました。
今では毎年、四季折々の景色を見るのが楽しみになっています。
中でも藤にはとても魅了され、今までいろんな名所を訪ねました。
今年訪れたのは、言わずと知れた福岡県八女市の「黒木の大藤」です。
何度か来ましたが、今年は新型コロナの影響で藤まつりは中止とのことでした。残念
こちらの大藤、樹齢600年らしいです。その間、この時期には毎年藤の花を咲かすことを考えたらなんか神聖な気持ちになりますね。
紫と白のグラデーションがとても綺麗で、花穂の下をくぐった時の爽やかな香りには魅了されまね。
そこで毎年思うことは、年とともに一年の過ぎるスピードが早く感じます。