過ぎたるは猶及ばざるが如し

先月の5月24日は仙台藩の初代藩主伊達政宗の命日でした。

高い教養を身に着け、戦国の時代を生き抜いた伊達政宗。

生きている時代は違っても、政宗の残した名言は現代人にとっても学ぶ事がおおいでしょう。

その中に、

仁に過ぎれば弱くなる

義に過ぎれば固くなる

礼に過ぎればへつらいとなる

智に過ぎれば嘘をつく

信に過ぎれば損をする

という言葉があります。

仁、義、礼、智、信とは昔から言われていることですが、

どんなに優れたことでも行き過ぎると過剰となり悪い方向へ行ってしまいますね。

何事もバランスが大切です。

これは、四柱推命のバランスの考えかたにも通じます。

自分の生まれ持った性格の偏りを見つけるのです。

例えば、

独立心は適度であれば実行力に富むし、過剰であれば偏屈な性格になり人と和が保てません。

奉仕心は適度であれば優しく温厚であり表現力がゆたか。過剰であれば出しゃばりな性格。

干渉心は適度であれば統率力に富み、過剰であればおせっかいで差し出がましい性格。

自制心は適度であれば謙虚で忍耐力があり、過剰であれば引っ込み思案で惰弱になる。

依頼心は適度であれば聡明で要領がよく、過剰であれば依頼心が強すぎて何事も要領で地道な努力にとって代わろうとする。

この考え方は四柱推命の変通星による才能の見方です。

性格とは単にその人の特色の一つですが、性格は才能に大きく影響し、才能は人生の成功、失敗に大きく影響します。

自分で自分の性格を知り、さらには才能まで知ることはとても難しいでしょう。

その点、中国では子平推命(四柱推命)と呼ばれる命理学の一種が発達しています。

命理学とは、人間の研究のようなものであり、膨大なデータに裏付けされているのです。

この時間に生まれたものはこれこれこういう性格だからこういう人生になりやすいなど、馬鹿に出来ないものです。

占いの一種として見られていますが、子平推命(日本の四柱推命は除く)はかなり信憑性が高く信頼にあたいします。

スピリチュアルや霊感など様々な占いと称するものが存在しますが、本当に存在するのでしょうか。

私は霊感など一切ありませんので証明できませんが、古人の研究結果に対しては頭の下がる思いです。